1950年 後志管内 余市町生まれ
本名は辻村達夫、演奏活動時の名前は辻村達生(芸名みたいなものです)。余市高校時代は吹奏楽部。指揮者として活動し、自他ともに認める音狂(オトキチ)であった。
卒業後の最初の職業はピアノ調律師。多少音楽に関係あるとはいえ、やはり演奏したいという欲求が抑えきれず、22才でライブハウスへの入社を決意。
1972年 音楽店パフ入社
当時、札幌ススキノで大繁盛していたこのライブハウスで、毎日、ピアノを弾いたり歌ったりしていた。
この時期に出会ったフォークソングに深い感銘を受け、自分も歌で生きてゆくことを決意。
1975年、旭川へ拠点を移し、いずれは自分もライブハウスを持つことを目標に弾き語り活動。
1979年 音楽店BOOFOOWOO設立(旭川)
29才で念願のライブハウスを設立。7~8人のスタッフも全員何か楽器を弾き、歌を歌い、1日に6回程度のステージを行う自給自足のライブハウスだった。時にはプロのライブもあり、この時に多くのミュージシャン達と出会い、25年後の音楽舎ベスト・サポートの設立に大きな力となった。
1991年 サッポロファクトリーホール 入社 サラリーマンに転職
41才になっていた時、札幌にサッポロビールが作る大型商業施設「サッポロファクトリー」にイベントホールを作るということで、このホールの総支配人としてお誘いを受け、自身の年齢や親のことなど、いくつかのことを考慮して、サラリーマンに転職。この間は、自身の音楽のことから離れ、ひたすらサラリーマンだった。
2004年 音楽舎ベストサポート設立
55才になり、少しゆっくり暮らしたいと思うようになった。もう一度、音楽の世界に戻りたいと考え、思い切ってサラリーマンをセミリタイヤして、全道の市町村さまにアーティストや講師をお届けする会社、「音楽舎ベスト・サポート」を設立。好きなアーティストたちと旅をしながら、地方のユニークな方々に会い、美味しいものをいただきながら、ゆっくりと歩き始めた。
2005年 ライブ活動を本格的に再開
ゆっくりと歩いてみると、サラリーマン時代には見えなかった周りのことが見え始めた。理不尽に満ち溢れている今の時代に、微力ながら歌を通してメッセージを届けたいと思うようになり、ライブ活動の再会を決意。札幌を中心に年に数回のライブをやっていた。
2012年 全道市町村での「講演&ライブ」を開始
音楽舎ベスト・サポートでお付き合いのある市町村さまに、自身の「講演ライブ」のご案内を開始。
ありがたいことに12年度に6本、13年度に10本、14年度には24本のライブをさせていただいた。
2015年 音楽舎ベスト・サポートから引退、辻村音楽事務所を設立
体が元気なうちに、老後を迎えたいとずっと思っていた。65才になって会社経営から身を引き、3年前から始めた「講演ライブ」の活動を中心にして歩き始めた。このライブの窓口として「辻村音楽事務所」を設立。
基本的にはふたつのパターンがあります。
①講演&ライブ
講演は、身の回りにある理不尽や悩みを語り、年老いてゆく自分たちが周りの人達といかに楽しく暮らして行くかなど、身につまされるお話がいっぱい。歌は懐かしいフォークソングを中心にオリジナルを交え、楽しくて温かくて帰り道がちょっとホッとして、ふと自分を振り返ってみたくなる内容です。
ソロバージョン、2人バージョン(withピアノ)、4人バージョン(withピアノ、ギター、ベース)の3パターンがあります。
高齢者大学、女性の集い、その他、各種の事業にご活用ください。
②フォークソング トーク&ライブ
フォークソングの時代は過ぎ去りましたが、小さなブームはずっと続いています。定年を迎えた方々が、若い頃には手が出なかった高級ギターを購入し、部屋で弾いて悦に入ってる方、友人たちとオヤジバンドを組む方など増えていると聞きます。これは単にノスタルジーだけではなく、フォークソングの持つ優しさや人間臭さ、そして今でも口ずさめる美しいメロディと歌詞などが、忘れられない時代を呼び起こすのだと思います。
そんな世代の方々向けに、懐かしいフォークソングを中心に、オリジナルも交えて歌います。フォークの歴史を語り、お客様の想い出の曲をリクエストで受け、時にはコミックソングも入ったりして、みんなで歌ったり手拍子をしたり、とにかく楽しいステージ作りを目指しています。でも、その中にフォークソングらしいメッセージも込められていて帰り道がホッとするようなライブです。
場合によっては飲み物をお出しして、ライブハウスのような会場作りも可能です。有料コンサートの場合は、「お代は見てのお帰り」といった方法もあります。
(上記と同様に編成は3パターンがあります)
■アンケートより抜粋
- 貧しかった昭和、人々の心は今よりももう少し暖たかかったと思います。苦しかった子供を育てた時代の心のいやしと夢を思い起こしました。ありがとうございます。(女性74才)
- 大変ユーモアがあり楽しく聞きました。良かった。(男性76才)
- 全体的に難しくもなく気持ちの良いライブでした。又、お願いします。(女性72才)
- すべてが良かった。感動しました。涙が出ました。(女性72才)
- いままでにない講演でおもしろかったです。お話も歌もよくわかりました。(女性72才)
- 夫婦の話、とても良かったです。「あるがままに」その通りですね。(男性66才)
- なんで涙が出るのかしらね。心の眠っていたものが揺り動かされたのでしょうかね。心の反省もこめてありがとうと言いたいです。(女性68才)
- 「家族を大切にして生きよう」と聞こえました。地域を愛して、街をよく知って活動して行こうと思います。自分の価値観を持ち、他人の価値観を認めて生きていけたら良い社会になりますよね。(女性54才)
- いつも講演というと何か固い感じがするのですが、身近な話でわかりやすかったです。もちろん歌もとても感じるものがたくさんありました。ありがとうございました。(男性46才)